製鉄所に運びこまれた石炭は、コークス工場へ運ばれます。
高温で蒸し焼きにすることで、燃焼効率と強度を高めたコークスとなります。
当社は、安定操業を維持する為、耐火レンガでできたコークス炉のメンテナンス、
燃焼管理業務を行っています。
コークス炉はレンガによって囲まれた幅43㎝長さ15mの釜が幾つも連なった形状になっています。コークスの生成過程でレンガが欠けたり、ひび割れができる事があります。その部分を見つけて補修する作業です。
高品質のコークスを生産するには、炉内をしっかり密閉し、気密性を高くしなければなりません。コークス炉内は、長時間高温になるため、炉蓋が損傷します。空気が入りコークスの品質が下がらないようにするため、炉蓋のメンテナンスを行っています。
コークス炉へ装入した石炭は、1100℃~1300℃で15時間以上蒸し焼きにします。安定操業を維持するために、コークス炉の温度管理と燃焼経路のダスト除去やメンテナンスを行っています。