高炉は鉄鉱石とコークスから溶銑(溶けた銑鉄)を作ります。
高炉から高温の溶銑を取り出すためには、耐火物で保護された樋(とい)が必要です。
当社は、長年の経験と確かな技術力で、樋の状態を見極め、的確なメンテナンスを行っています。
鉄鉱石は高炉で溶かされ、溶銑となり樋(とい)を通って鍋へ注がれます。高炉から出たばかりの鉄は約1500℃になるため、樋の耐火物が損傷します。損傷状況に応じ、最適な補修作業を行い樋を再生します。
高炉の出銑時には、出銑口から高温の溶銑が樋へ勢いよく流れ出すため、周辺の設備への飛散防止や防熱対策として、樋を覆うカバーが必要です。定期的にメンテナンスを行うことで安全な状態を維持しています